FLOWには毎朝更新のダッシュボードと、毎週月曜の週次レポートがあります。全部を隅から隅まで読む必要はありません。このページではどの順番で、どこを見て、何をしないかをまとめます。

毎朝の3分ルーティン

ダッシュボードは上から下へ読めるように並んでいます。時間がないときは、この4ステップだけで足ります。

① まずゲージ:いまは攻めか、守りか

一番上のリスク選好ゲージで、市場全体がリスクオンかリスクオフかを確認します。ここが守り側に振れているときは、下のヒートマップで緑が出ていても、それは「相対的にマシ」なだけかもしれません。全体の地合いを先に見てから、個別のセクターを見る。順番を逆にすると読み違えます。

② ヒートマップ:資金はどこからどこへ移ったか

4市場(米国株・日本株・暗号資産・コモディティ)それぞれで、上位と下位を見ます。重要なのは順位そのものより先週から入れ替わったかどうかです。同じ顔ぶれが上位に居続けているなら、トレンドは継続しています。

③ ⚠と◎:入れ替わりのサイン

⚠反転注意は「中長期は強いが直近で失速した」=旧主役の息切れ。◎新主役候補は「まだ目立たないが直近で加速した」=次の波の候補です。順張りで乗るなら◎の側になります。判定条件は モメンタムの読み方 に書いてあります。

④ トレンドの寿命:その波はいつからか

気になったセクターがあれば、その波が何週続いているかを確認します。始まったばかり(初期)なのか、長く走ってきた(過熱・売られすぎ)のかで、同じ「強い」でも意味が違います。

週次レポートの位置づけ

毎週月曜の朝、その週の資金フローを自動集計したレポートを公開しています。ダッシュボードが「いまの断面」なら、レポートは「1週間でどう動いたかの記録」です。

使い分けはシンプルです。

ダッシュボード 週次レポート
更新 毎朝 7:00 JST 自動 毎週月曜 8:00 JST 自動
見るもの いまの強弱と順位 1週間の変化と、その時点の記録
向いている使い方 今日の判断材料 後から振り返る/流れを追う

過去のレポートは アーカイブ にすべて残しています。数か月分を並べて読むと、資金がどのセクターを順に回っていったかが見えます。

やってはいけない読み方

実装上、意図的にそう作っていない読み方があります。ここを間違えると、FLOWが出していない意味を勝手に足してしまいます。

1Dの色だけで動く

1D(1営業日)はノイズです。並び順の計算にも一切使っていません。1日の色が赤か緑かは、判断材料としてほとんど意味がありません。

⚠を「売りシグナル」として読む

⚠反転注意は「中長期プラスかつ直近マイナス」という状態の記述であって、売買の指示ではありません。失速がそのまま下落に転じるとは限らず、押し目で終わることもあります。

「過熱」を空売りの根拠にする

これが一番重要です。過熱→反落という関係は、過去2年・約1.2万サンプルの検証で否定されました。過熱と判定された対象は、その後もむしろ平均+3%上昇しています。だからFLOWは「過熱だから反落」という見通しを一切出していません。過熱ラベルは「長く走ってきた」という事実であって、逆張りの根拠ではありません。

数値を指数の騰落率として扱う

表示しているのはセクター内の代表銘柄・代表ETFの騰落率です。時価総額加重の指数とは一致しません。「テクノロジーが+5%」はセクターETFの動きであって、その中の個別銘柄がすべて+5%という意味ではありません。

データの出どころ

データ 出どころ
米国株セクター SPDRセクターETF(Yahoo Finance)
日本株セクター TOPIX-17 業種別ETF/NEXT FUNDS(Yahoo Finance)
暗号資産 ナラティブ別の代表トークン平均(Yahoo Finance)
コモディティ 貴金属・エネルギー・穀物の先物(Yahoo Finance)
米株レバレッジ FINRA 信用残高統計(月次)
予測市場 Polymarket 公開API

集計・判定・コメント文はすべてルールベースで自動生成しています。生成AIによる文章ではなく、上のしきい値に従って組み立てた定型文です。数値が取れなかった日は、前日のファイルを保持して更新を止める仕組みにしてあります(壊れた数字を出さないため)。

どこから読むか

最後に一点だけ。FLOWは投資助言ではありません。公開データを整理して「資金がどこへ動いたか」を見えるようにするツールであり、特定の売買を推奨するものではありません。ここに出ている数値はすべて過去の値動きで、将来の成果を保証しません。投資判断はご自身の責任で行ってください。